【PS2】「探偵 神宮寺三郎 Innocent Black」レビュー - アドベンチャー
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【PS2】「探偵 神宮寺三郎 Innocent Black」レビュー

2011/07/15 編集
アドベンチャー
PS2 アドベンチャー 神宮寺三郎 ゲームレビュー




前々からプレイしてみたいと思っていたPS2初の神宮寺。
近所の中古店で安売りされていたのを9年目にして購入し、クリアしました。
(BESTは2004年に発売)

DSのほうはプレイ済みでしたが、それより前の据置き機で発売された神宮寺が
どのような進化を見せていたのか知りたくなったのが発端です。
DSの「いにしえの記憶」感想はこちら

ソフト情報
『探偵 神宮寺三郎 Innocent Black』(たんていじんぐうじさぶろうイノセントブラック)は、2002年10月24日にワークジャムから発売されたプレイステーション2用ゲームソフト。残酷な描写があることからCERO12に指定されている。

Innocent Black - Wikipedia


さて、今作はまず開発がデータイーストからワークジャムに変わって
第一弾のソフトということ。開発陣もその辺に気合が入ったのか、
今作は「夢の終わりに」から続く洋子と神宮寺の間にある想いが
描かれています。

ストーリーは「息つく暇もないほどに事件が連鎖する」
ひとつの事件が大きな鎖となる。これまでのシリーズにもあった展開でしたが、
次々と起こる事件にどんどん引き込まれてしまい、一気にクリア。

個人的な見解ですが、“新生神宮寺”をそのまま受け入れるかは
かなり評価が分かれるでしょう。
まず、洋子と神宮寺の間に「恋愛感情描写」を持たせたことで、
それまでの旧神宮寺に多少なりとも「人間味」を持たせてしまう結果に。
単純に今までの「事件をハードボイルドに解決する孤独な探偵」で
良かったのではないかと思います。
特に、エンディングについては賛否両論だと思います。

ただ、その奥にある洋子を想う神宮寺の心の内面に踏み込んだのは
大きな冒険であったと同時に、今後の神宮寺を位置づける意味でも
意味のあることだったと感じています。

プレイ時間は約10時間。文章表示速度をノーマルにしていましたが、
ちょっと早目にストーリーを追いまくったのでこんなものでしょう。
ムービーもかなり入ります。街並みを見たり、パスワードをじっくり漁ったり
文章をスローにして読み込むと、それなりに時間がかかるかもしれません。

パスワードについてですが、パスがわかっても特典を見直すためには
スタート画面で、再度入力しなければいけないところが・・。
一度入力してしまえば、特典はいつでも見られる状態にしてほしかったです。

今回、捜索モードがなかなか面白かったです。
部屋の中を歩き回り、事件に関係する証拠を見つけ出す。
クリックで見つけるのではなく、実際に神宮寺目線で証拠品を探す。
これがけっこう楽しかったです。
十字キーを押してから反応するまでの時間を
ほんの少し早めてくれたらもっと快適に捜索できたかも。

そして「捜索中にセーブができない」のがちょっと不親切だなと思いました。
時間がかかる場面もあり、一旦中断することができなかったので
部屋を捜索するときには、一気にプレイしてしまうしかありません。
そのおかげで「リアルタイムで家捜しをしている」臨場感を味わえたわけですが。

ストーリーに関してはネタバレになりますので控えますが、
この話の最後は、続編となる「KIND OF BLUE」に続きます。
実は「KIND~」も合わせて買ってきたので、クリアしたらレビューを書きます。


※ちょっとした小技
 ゲーム中、プレイ時間を進めたくない場合はセーブ画面を出すと
 プレイ時間が止まります。

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