本当の直帰率を知るためのGoogle Analyticsの設定方法 - ネット
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本当の直帰率を知るためのGoogle Analyticsの設定方法

2012/05/25 編集
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Google Analyticsの「直帰率」をより正確に計測する

直帰率を下げる、と言うより本当の直帰率を知るためのGoogle Analyticsの設定方法 | tips


こちらの記事を元に、当ブログでもGoogle Analyticsの設定を変更してみました。以前は直帰率(離脱率)が80%程だったんですが、例えば、必要な情報を見てくれている方がいたとして、その方が15秒、該当記事を見て必要な情報を得て帰られたとします。するとその時点でGoogle Analyticsは直帰扱いになってしまうんです。これでは正確な計測はできませんよね。ページ表示時間を含めても、15秒以上滞在してくれた方は直帰に含めなくても良いのではないかと思い、上記リンクを参考に設定を変更してみました。

すると、みるみる直帰率が下がり、現在では以下のようなことになっています。


gi3.jpg


条件は「ブログを開いて15秒以上=非直帰」

ブログに訪問されて15秒以上経つと、直帰とは認めないという条件付けをしているため、すぐにページを閉じられるケース=直帰と判断できるようになったのです。まあ、すぐにページを閉じなくても、文章を読んでいくうちに「あ、これ、自分が求めていた情報と違うな」と思い、ページを閉じられる方もいらっしゃるでしょう。そういうケースはさすがに計測不可なので、ネット検索などで記事タイトルをクリックして来られ、その結果、当ブログに15秒以上留まられた方のみを対象に計測しています。これでかなり正確な直帰率が計測できるものと期待しております。


必要な情報を得て帰られても直帰扱いは変じゃないか?

そう、私もよくありますが、よく行くページというのは、必要な情報がある場所が大体わかっているため、リピーターがつけばつくほど、そのサイト(ブログ)の直帰率は上がるのです。1ページだけ見て情報を得て帰るということもあるわけですしね。その点を考えると、Google Analyticsの計測方法は「1ページだけで帰った人は直帰(離脱)した」としか計測しないので、管理者にとってはもう少し正確な情報がほしいなと思ったわけです。


設定方法

<script>
var _gaq = _gaq || [];
_gaq.push(['_setAccount', '【プロパティID】']);
_gaq.push(['_trackPageview']);
setTimeout('_gaq.push([\'_trackEvent\', \'NoBounce\', \'Over 15 seconds\'])', 10000);
(function() {
var ga = document.createElement('script'); ga.type = 'text/javascript'; ga.async = true;
ga.src = ('https:' == document.location.protocol ? 'https://ssl' : 'http://www') + '.google-analytics.com/ga.js';
var s = document.getElementsByTagName('script')[0]; s.parentNode.insertBefore(ga, s);
})();
</script>

5行目が肝です。この1行を加えてやります。パッとわかってもらえると思いますが、10秒後にNoBounceイベントを上げてます。つまり、「10秒以上滞在したユーザーのアクセスについては、直帰(Bounce)と扱わない」ことになります。この秒数については、それぞれのWebサイト毎に設定をすればOKです。

コードページ下文章より引用


すでにGoogle Analyticsのトラッキングコードをサイトに貼っている方であれば、赤字の部分を加えるだけで秒数が設定できます。私は「10秒」の部分を「15秒」に変えています。これは当ブログの読みこみ時間も計算したうえでの秒数にしました。10秒だとちょっと短すぎるかなと思ったので。ただ、15秒はあくまでも目安で、好きな値に設定できます。自分が他のサイトに行ったときには、大体15秒ぐらい滞在したらそのサイトの情報を見ているということになると思うので、これぐらいでいいんじゃないかなとは思いますね。違うと判断したら、大体すぐにページを閉じるでしょう?

この方法で今後は計測していくことになりますが、直帰率が低いというのは、サイト管理者にとって嬉しいことです。必要な情報をそれだけ得られている(と勝手に解釈できる(笑))材料になりますし、直帰率が高いと「あれ・・・書いた記事、来てくれた人の希望と違ったのかな・・ミスマッチが発生しているんじゃ・・。」といった、不安感の払拭にもつながります。ご自分のサイト(ブログ)の直帰率が気になる方は、やってみて損はない方法だと思います。
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