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LINE問題を考える

2013/10/27 編集
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プライバシー設定からLINE Playまで LINE完全活用ガイドプライバシー設定からLINE Playまで LINE完全活用ガイド
(2013/02/04)
アプリオ編集部

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まず最初に



LINEで勝手に友だちが追加されたり、知らない人から連絡が来ることが困るという人は、下の記事に従って設定をしてください。

機能自体、知らない人が多いんじゃないでしょうか。

LINEでトラブルを防ぐ「設定5つのポイント」 : サイバー護身術 : セキュリティー : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞)


私はスマホも持っていませんし、ガラケーのみです。
なのでLINEという言葉が出てきたとき、サッパリわかりませんでした。
でも、よくよく色々なニュースを見たり、人から話を聞いてみると
LINEというツールは若年層に持たせてはいけない物なのではないかと思いました。

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コミュニケーションツールというには初期設定が重要すぎるぐらい重要


LINEって言わば「強制コミュニケーションツール」なわけですよ。
初期設定をきちんとすればプライバシーはある程度守られますが、LINEをインストールして
すぐに起動して使ってしまうと、とんでもないことが待っています。

アプリを入れただけでアドレス帳に入っている連絡先に、「私はLINEを使ってますよ」と
通知してしまうんです。しかもこれはデフォルトの機能。自分で設定変更しないとダメなんです。

LINEが基本謳っているのは

・無料通話ツール
・無料メールツール


ということだけです。しかし最も大きな問題は「既読」です。

・既読になったことが相手にわかる
・既読していないことも相手にわかる
・返事をしたくない相手に「メールを読んだふり」ができない
・初期段階で設定変更をしないと、勝手に友だちがどんどん追加されていき、知らない人からも連絡が来るようになってしまう


どうです?いままでの常識を覆すようなツールです。
しかも、下手をするとプライバシー侵害になりそうなのに、自分のプライバシーを守る機能は
最初からオフになっていて、LINEの設定をしっかりしておかないと、自分の情報が
相手に勝手に通知されてしまいます。

“LINE疲れ”に陥る学生たち 「返信は義務」80%…既読機能が苦痛+(1/3ページ) - MSN産経ニュース


なので、LINEはあくまで顔を合わせた人同士のコミュニケーションツールとして使い、
使いすぎには注意するというのが基本的な考えです。
こうした考えを持って使っていれば、あまり危険なことはありません。
初期設定時にアドレス帳の送信を飛ばせば、実際に会った人とだけ連絡が取れます。
知らない人から連絡が来たりすることはありません。


問題は「LINEイジメ」


昨今、LINEイジメが問題視されています。それはLINEのグループで気に入らない人がいたら
グループから外すことで簡単に「イジメ」ができてしまうんです。
この危険性を、親御さんはもっと分かった方がいいです。知らないでは済まされません。

一人で居たい人だっているし、四六時中、仲間とつるみたくない人だっているはずです。
このツールはそれを完全無視してしまいます(設定変更すれば大丈夫ですが)。
特にまだ善悪の判別がつきにくい子どもの内から、大人でも使いこなすのが難しいツールを持ってしまうと
電子機器上で簡単に人間関係の排除ができてしまう。

LINEは基本的にリアルタイムのチャットがスマホでできるようなものです。
相手と自分の会話内容が吹き出しになって出てくるので、まるで文章で会話しているかのような
気分になってくるんですね。

この機能だけだったら別段、危険視されることもなかったと思うんですが、
問題はやはり上記のような「既読」問題。
グループ内で「みんな既読なのにあいつまだ読んでない。」となり、グループから外すことで
間接的にイジメに繋がる簡単なツールを子どもに持たせるということの意味を
親御さんは分かっているでしょうか?


よそはよそ、ウチはウチ


「みんなが持っているから」


この言葉、私も子どものころはよく使いました。いまでも多いそうです。
みんながスマホを持ってるから、持ってないと仲間はずれにされる。だから買ってくれ。
そんなとき、ウチの親は常にこう言っていました。

「よそはよそ、ウチはウチ!」


言われていた人、多いんじゃないでしょうか。まさにそうなんです。
スマホをクラスメイトが持ってようが持っていまいが関係ありません。
学校内のコミュニケーションがそれでしか取れなくて、スマホとLINEがないと
学校生活が成り立たないというのであれば、それは学校側の問題であり、親のしつけの問題です。

たとえLINEを持っていない子がいても、それはそれとして友だちになれる。
そうした子を育てるのは親の役目です。
LINEがないからあいつは友だちじゃないなんていう子は、そもそも友だちじゃないんです。
どうしてもLINEがないとダメという子には、親がLINEの基本操作からブロックまで熟知して、
子どもと一緒に操作方法を覚えることが重要でしょう。
それだけ大切なことです。

いまの学校生活はどうなんでしょう。私の時代ですら仲間はずれとかそういうのはありました。
これが学校が終わってもLINEにハマるあまり、LINEがないと人間関係が成立しないとしたら・・。
いや、むしろもうそうなっているのかもしれません。

電車やバスでスマホを常に見ている人、友人と常にLINEで繋がる人。
私はそんな中、そっと文庫本を広げます。だってスマホ持ってないから。
ガラケーで十分だと思うんですよね。そんな焦って人間関係を築かなくても良いと思います。
早く築く人もいれば、ゆっくりと人間関係を築いていきたい人もいるんですから。


情報の取捨選択が危ういうちはSNSは使うべきではない


LINEやTwitterといった他SNSは、情報を取捨選択する能力があれば
これほど使い勝手が良いツールはありません。

しかし、子どものうちからその能力をつけている子がどれだけいるでしょうか。
欲望に負けて他人の裏側を見てみたくなったり、外の人と繋がりたいと思うあまり、
自分からIDを公開してしまう子もいるかもしれません。

最近になり、ようやくLINE側も対応をはじめました。それは18歳未満のID検索機能を制限するというもの。

LINE、18歳未満ユーザーの「ID検索機能」制限を全キャリアに拡大 -INTERNET Watch


検索を制限することにより、知らない人にいきなり連絡を取ることを防ぐ目的があります。
こういったものは初期から導入していて欲しい機能ですね。

LINEだけを避難することは、他のツールへの逃げ道を作ることです。
だからこそ、大人がもっとネットやツールについての知識を得ておくことが大事なのです。


関連リンク


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