ファミコンの初代ウィザードリィを久々にやってみた感想
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小学2年生で初代ウィズ
私がこのゲームを買ってもらったのは、小学校2年生ぐらいのときでした。クリスマスのプレゼントに
「ファミコンソフトがほしい!」
と書いて、靴下を枕元にぶら下げて寝た私は、なかなか寝付くことができず、翌朝、起きたら枕元にファミコンソフトがあるのを発見!
「やったー!」
と飛び起きて中身を確認すると…そこにあったのは、何やら黒い箱に緑のドラゴンが描かれていたパッケージでした。そう、これが私とウィザードリィの出会いでした。
おそらく、サンタさん(父)は、まだファミコンが発売されて間もなかったのでRPGとかゲームとかにあまり詳しくなかったようで、それっぽいウィザードリィを買ってきて、枕元の靴下に入れたようです。
さっそく起動させてみると、そこにあったのはグラフィックも何もない、線と数字だけのゲーム。当時からマリオやらロードランナーやら、キャラクターが動くゲームばかりやっていた私は
「えー…なんだよこれ…」
となったものの、あきらめて少しずつ進み始めます。いまから考えると、小学2年生にいきなり初代ウィザードリィがプレイできるわけもなく、キャラクターをなんとか作り、迷宮へ挑むまで進んだは良いんですが、そこから何をしていいのかサッパリわからなくなりました。
記憶では「レベル1プリースト」が出てきたあたりで止めたと思うので、深い階層までまったく進まずに投げてしまっていました。武器の名前が「?」になっているゲームなんてお目にかかったこともありませんでした。
方眼紙でマッピングをしながら進んでいる人がいることもまったく知らなかった私は、突然、真っ暗な迷宮に放りこまれてにっちもさっちもいかなくなった挙句、プレイをしなくなってしまいました。
そんな昔の記憶を掘り起こしつつ、現在になってあらためてプレイしてみると、現代のウィザードリィと比較しても、全然劣っているところがない!鑑定のしづらさや、迷宮の構造など、簡単操作がないのでなかなか難しいものはあります。しかし、インターフェース自体は昔から変わっていないため、いまプレイしてもとっつきやすい。これが素晴らしいなと思いました。
中学生で『外伝1』を自力クリア
ウィザードリィという新鮮すぎるゲームに出会った私はなんとなく記憶の片隅に印象が残っていたんでしょう。中学生になると、自分からウィザードリィを買いました。それが『ウィザードリィ外伝1』です。
ゲームボーイで『外伝1』が発売されたことをうけ、自分で買ったウィザードリィ。攻略本も買って、初めて自力で完全クリアしたウィザードリィが『外伝1』でした。
いまでも思い出します。毎日、中学校から帰ってきたら、まっさきにゲームボーイのスイッチオン!母が夕食の支度をしている横のリビングで、私はずっと迷宮に潜っていました。
宿題が終わったあと、静かな自室には扉を開ける音だけが響いていたこと、夜中になり、『外伝1』の攻略本に載っている敵キャラが魅力的なデザインでドラクエやFFとは違った雰囲気に惹かれて、ノートにずっと描いていたことも良い思い出です。
思えば、あれから数十年が経ちますが、自力でクリアしたのはあれだけでした。運命なんでしょうか。こないだ、部屋を整理していたら、『外伝1』の攻略本が出てきました。
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そして中を見てみたら、掲載されているマップに自分でワープゾーンなどを書きこんだ形跡が見事に残っていました…懐かしかったです。大事なところは赤ペンで、シークレットドアやボスの前のセーブ地点、一方通行のドアなど、一歩ずつ踏破していった名残がそこにあり、懐かしみながら見ていました。
まとめ
残念ながら、自力でクリアできたのは『外伝1』だけですが、ウィザードリィ自体は好きなんです。線と数字だけのゲームですが、想像力が膨らみ、まるで本当に迷宮にいるかのような感覚。そこに巣食うモンスターたちにおびえながら、一歩一歩進んでいく楽しみ。
小学生の頃に買ってもらった、当時の私には難しすぎた初代ウィザードリィ。あの記憶がなければ、私はウィザードリィシリーズをプレイしていなかったかもしれません。父がなんとなく買ってきたかもしれない初代ウィズ。ですが、その出来事は、私のゲーム人生を大きく決めることになった出来事でした。
大人になっても、世界樹やエルミナージュを延々プレイしている私。その原点は間違いなく、小学2年生のクリスマスにありました。
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