【PSP】まだこんな面白いアドベンチャーゲームがあった!新米探偵、真神恭介の物語『MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete』 - アドベンチャー
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【PSP】まだこんな面白いアドベンチャーゲームがあった!新米探偵、真神恭介の物語『MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete』

2014/08/17 編集
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このゲームは盲点でした。これまでアドベンチャーゲームには食指を伸ばしてきた私でしたが、このゲームはノータッチでした。PSPで久々に面白いアドベンチャーゲームはないかと探していたところ、この作品に出会いました。

新米探偵・真神恭介が次々と事件に巻きこまれていく物語です。キャラクターの個性が強く、90年代のアニメ絵のようなグラフィックもとても味があり、少し前のアドベンチャーゲームをプレイしている感覚です。


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かつて、ドリームキャストやPS2でシリーズが発売されていたものを1本にまとめ、新シナリオも追加されて蘇った作品です。グラフィックがちょっと古めかしいのも、ドリキャスの時代に発売されていたものならば納得。でも、いまでも色あせないグラフィックとシステム周りはとてもよく考えられていると思います。

登場人物への感情移入度が高く、初見プレイでもあっという間にググッと引き込まれる作品です。

主人公の真神恭介は、鳴海探偵事務所の新米探偵。所長の鳴海京香は、名探偵・鳴海誠司の娘さんですが、誠司が行方不明になってしまったため、探偵事務所を引き継ぐことになります。探偵としては素人で、事務処理ぐらいしかできないため、事務は京香、探偵業は恭介というふうに役割分担がなされています。


あるとき、恭介は京香と犬猿の仲だというアンティークショップ『セクンドゥム』の店長、月嶋成美から店を手伝うように言われます。そこに集うアンティークが導く事件に挑む…というのがこのゲームのおおまかなストーリー展開です。

成美さん含め、所長の京香さんやその他の登場人物に明確なキャラ設定とグラフィックがあるおかげで、最初にも書きましたが、すぐに感情移入できます。

キレイ好きなのに貧乏くじを引いてしまうタチの恭介。一見、ちゃんとしてそうなのに、成美さんのことになると子どもみたいになる京香さん。昼間は外に出ることができず、まるで吸血鬼のような生活を送っていて、人使いも荒いのにどこか優しい成美さん。

などなど、立ち絵のグラフィックと相まって、ひとりひとりが地方都市「遠羽市(とおばし)」に住人として暮らしているんだなあということが分かる表現。そしてその遠羽市で起こる殺人事件に巻きこまれていく新米探偵。

登場人物もストーリーも、とても魅力がありますので、プレイする価値は十分にあるゲームです


コマンド選択式で移動したりしていくので、街並みをいちいち調べたり、通りを歩いている人たちを調べ、感想を述べるという、いわゆる「神宮寺的」な表現はありません。普通に移動するだけで、街中にいるときに「調べる」コマンドが出てきません。サクサク進めるので、これもまたひとつの味と言えます。

昔懐かしい「虫メガネ」コマンドで現場を調べたり、話を聞いて推理をし、事件を解決していく正統派推理アドベンチャーゲームをお手元でぜひプレイしてみませんか?


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