【新日本プロレス】飯伏幸太のメディア出演依頼殺到、一過性で終わらせるわけにはいかない! - 新日本
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【新日本プロレス】飯伏幸太のメディア出演依頼殺到、一過性で終わらせるわけにはいかない!

2015/03/18 編集
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飯伏幸太デビュー10周年記念DVD SIDE NJPWニュージャパンカップを制した新日本プロレスの飯伏幸太選手(以下敬称略)にテレビ出演のオファーが殺到しているとのこと。

タイトルにも書きましたが、プロレスファンとしては、このブームを一過性のもので終わらせては絶対にいけない!と強く思います。

「新日春の覇者」飯伏 テレビ&映画出演オファー殺到


それは「プロレス」というジャンルの復権であり、これまで幾多のプロレスファンが味わったであろう苦労が報われるときが来たのではないかと思っているんです。

これまで、僕は辛辣な言葉をかけられることが多かった


「プロレスファンです」

と言うと、多くの人に「ふーん」と興味なさげな顔で返されました。昔、プロレスファンだったという人にも声をかけ、「いま、新日がすっごく面白くなってんですよ!一緒に行きませんか!?」と誘っても、

「いや、俺はもうプロレスを見るのは高校生で卒業したから」

と返される始末。そう、三銃士・四天王を高校生ぐらいで卒業してしまい、プロレスから離れた大人がすごく多くなってるんですよね。

ですが、そういう人たちにまたプロレスを見てほしい!特にいまの新日本プロレスを!

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中には辛らつな言葉をかけてくる人もいました。

「何?お前プロレスなんか見てんの?」

と職場の50代の人に半笑いで言われたこともありましたし、とある会社に勤務していたときには、35歳の先輩にこう言われました。

「いまのラリアットとか全然迫力ないよな。ハンセンのウエスタンラリアット見たことある?あれに比べりゃ全然だよ。」

「アンドレとかさあ、ああいうの見ちゃうと、今のプロレスなんか全然だね」


また、60代の人にはこう言われました

「力道山とかビル・ロビンソンとか、カールゴッチとかさあ、ああいうのが本当のプロレスなんだよ」

まあいろいろと言われてきました。やはり過去の新日黄金期を見ているから、「あのころに比べたらいまは…」と思うんでしょう。

過去の記憶を越えるということ


ひとつ「ああ、そういう感覚なんだ」と思ったことがありました。父のことです。我が家の父は昔よくプロレスをテレビで観ていたそうで、そのころに印象に残っていたのが「NWA」のタイトル。あの時代の人は「NWA」という言葉にすっごく敏感で、いつぞや、ブルース・サープ社長が出てきてタイトルマッチを行うNWAの試合をスカパーで観ていたとき、父がたまたまその場に居合わせたことがありました。

そこで父は言葉を失っていました。

「これがあのNWAなのか…いやいや…ちっちゃくなっちゃったもんだなおい。なんだこれ」

なるほど、NWAが過去にすごかったぶん、いまのNWAはダメだという感覚でいっぱいだったんでしょう。そこを飲みこんで「いまのNWAも面白いじゃないか!」と思ってくれれば良かったんですが、過去の記憶が良ければ良いほど、新しいものに対しては抵抗感が生まれるのは仕方ないことなのかなとも思いました。そこは中邑真輔の

「過去と戦って何が悪い!昔を越えようとして何が悪い!」

と吠えたあのメッセージに込められていると思います。

過去の記憶はどんどん美化されていくものなので、過去と同じ名前の団体やベルトが出てきたとき、それを認めさせることができるかどうか。私はサープ社長もNWAも好きなので特に問題はありませんが、昔のNWAを知っていて、いきなり現在のNWAを見せたら、たぶん父と同じような反応をする方は少なくないと思います。

そういった意味では、むしろ過去のNWAを知らない、余分な知識がないファンを新規に取り入れていくほうが簡単な作業なのかもしれません。

新たなファン開拓のため、飯伏はどんどんメディアに出るべき


「プロレス観に行くってのはさ、興味が無いアイドルのコンサートに連れてかれるようなもんなんだよ」

弟にこう言われたとき、なるほどと思いました。それと同時にこう思いました。団体自体に興味が無いなら、「個人」に興味を持ってもらい、そこからプロレスを観に行こうと思ってもらうしかないのではないかと。


棚橋弘至はなぜ新日本プロレスを変えることができたのか棚橋弘至も自著で同じことを仰っていました。まずは棚橋弘至個人に興味を持ってもらい、そこからプロレスを観てもらうという方法。

だからこそ、今回の飯伏のメディア出演はひとつのチャンスだと思うんです。いや、ひとつどころか多くのチャンスがあると思います。

以前、『行列のできる法律相談所』に飯伏が出演してプロレスを行ったさい、出演者の方々がビックリされていました。あれなんですよ。

「いまの新日本プロレスにはあんなスゴイ選手がいるのか。じゃあ一度、観てみようかな」

ここまで来ればもうあとは我々、プロレスファンの力で会場まで連れていくという行動が実現可能になります。一度だけ、たった一度でも観てくれればファンになってくれる可能性が高い。いまの新日本プロレスにはその力があります。

「いつの間にかプロレスを卒業しちゃったけど、また観てみるか」

そう思ってくれる「元」プロレスファンの方々を再びプロレスファンにしたい。上記のような辛らつな言葉をかけてきた人たちすらも取りこむプロレス団体になってほしい。僕はいつもそう思っています。過去の黄金時代にも負けない時代がやって来ているいまがその時なんです。

テレビに出れば覚えてもらえる


やっぱりテレビに出れば覚えてもらえるんですよ。ウチの両親だって「棚橋」「ライガー」「飯伏」そして「中邑」の名前は知っているぐらいですから。棚橋とライガーは棚橋とライガーはあの「ビフォーアフター」で強烈に印象に残っていると言っていました。

飯伏にはどんどんメディアに出てもらって、いかに現代プロレスがスゴイのか。そして新日本プロレスがすっごく面白くなっているんだということをアピールしてもらいたいです。それができるのは限られたレスラーしかいないんですから…。

いまの新日本プロレス(動画)








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