【健康】アトピー性皮膚炎は細菌が異常増殖することによって起こっていた?

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グループでは、アトピー性皮膚炎を発症する特殊なマウスを使って皮膚の表面を調べたところ、症状が出てくるのと同時に「黄色ブドウ球菌」と「コリネバクテリウム」という2種類の細菌が異常に増えてくるのを突き止めたということです。
アトピー性皮膚炎 原因は細菌の異常増殖か
僕も数年前から軽いアトピーに悩まされてきました。毎回、皮膚の表面が季節の変わり目になると赤くなったり、寝る前にかゆくなったりしていて、皮膚科では「症状は軽め」とのことでした。
いまは皮膚に塗る保湿剤の「ビーフソフテンローション」とステロイド剤が入ったクリームを処方されています。だいたい数ヶ月に一度のペースで通っていますが、現在のところ、そんなに重い症状は出ていません。
しかし、アトピー性皮膚炎って「かゆみのある針で皮膚をつつかれるようなかゆみ」が突然襲ってくるんですよね…。あれはヤバイです。突然なのでビクッとすることもあります。あれがなくなれば本当にいいんですけどね…。外出しているときはまったく気にならないんですが、家にいると気になります。
今回、アトピーは細菌が関係あるとのことで、研究の結果、「黄色ブドウ球菌」と「コリネバクテリウム」という2つの細菌が出たそうです。
黄色ブドウ球菌はヒトに常在する、さまざまな感染症の元となる細菌のひとつであり、人体の皮膚表面にも常駐しており、菌が少ない場合は感染力は低いものの、菌が異常増殖すれば当然、症状は出ることになります。コリネバクテリウムもヒトの皮膚にいる細菌であり、今回の研究では、これらの菌が複雑にからみ合って、アトピー性皮膚炎が発症しているのではないかという原因を突きとめたとのことです。
研究チームは2種類の細菌に対して抗生物質をマウスに投与したところ、アトピーの症状が治まり、投与を止めると2週間程度で発症してきたということで、細菌が関係していることは間違いなさそうです。
アトピー性皮膚炎に悩む多くの患者さんのためにも、一刻も早く原因を突きとめてもらい、早く薬で止めることができればいいなと思っています。
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