【本】ホラーの夏!この本見とけ!『新耳袋殴り込み』シリーズ - 書籍
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【本】ホラーの夏!この本見とけ!『新耳袋殴り込み』シリーズ

2015/06/25 編集
書籍
オカルト 心霊




新耳袋殴り込み 第一夜<新耳袋殴り込み> (角川ホラー文庫)新耳袋殴り込み 第二夜<新耳袋殴り込み> (角川ホラー文庫)新耳袋殴り込み 第三夜<新耳袋殴り込み> (角川ホラー文庫)



現代怪談の雄、『新耳袋』。この怪談に登場する数々の心霊スポットに

  • 御札や数珠を持たず
  • 徹底的に霊を挑発して
  • 心霊現象を撮影することを目的とした
  • 命知らずの殴り込み集団『殴り込みGメン』

たちの冒険譚をつづった一冊。著者のギンティ小林氏も殴り込みGメンの一員である。

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この本はギンティ氏やGメンの仲間たちが本当に何も持たずに心霊スポットに突撃をかけ、その結果、どんな体験をしたかが克明に書かれている。ギンティ氏の臨場感あふれる文章が恐怖を増幅し、読んでも読んでも読みたい気分に駆られてしまう。これも一種の魔力なのか…。

なお、殴り込みGメンはDVDにも出演している。


文章から伝わるGメンたちの恐怖感はハンパない。特にギンティ氏はビビリなのに最前線で心霊スポットに突撃するという猛者で、小心者なのに前に出る精神はぜひ見習いたい。

しかし、心霊スポットに御札や数珠を持って入ってはいけないというのはかなり怖い。「相手の嫌がる物を持ってお邪魔したら絶対嫌がられる」という心構えかららしいが、それにしても無謀だ。肝試し現場には付き物のツッパリたちとの暖かな?交流など、心霊以外にも見どころはたくさん。下品な言葉も数多く並ぶがそれも持ち味。

文章としてのホラーに飢えている方はぜひ読んでいただきたい。「肝試し行くぞ!」的な書きかたをされているので、一緒に肝試しに行っているかのような臨場感がたっぷり味わえる。いい大人たちの最凶にバカな行動(褒め言葉)を読み進めるのが楽しく、時間を忘れてハマることができるだろう。

真夏の夜にぜひ読んでいただきたい一冊だ。

関連リンク


殴り込みGメン【公式】(@nagurikomiG)さん | Twitter
ギンティ小林(@gintykobayashi)さん | Twitter
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