【ファミコン思い出話】いまでもプレイする『バルーンファイト』
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バルーンファイトとは?
任天堂の下請けだったHAL研究所が制作した風船割りバトルゲーム。1人用、2人用でも遊べ、敵の風船を割って倒していき、全員倒すとステージクリア。3面ごとにボーナスステージがあり、風船を取っていくと得点が加算されていきます。
これとは違い、雷の中を風船を割って進む「バルーントリップモード」も存在し、こちらはなんと3日間で制作されたにもかかわらず、岩田氏は「一番遊んだモード」だとおっしゃっていました。
何がそんなにおもしろかったのか?
僕がこのゲームを現在でもプレイする理由として、「慣性の法則」があります。このゲームはただボタン連打で舞い上がり、風船を割っていくだけでなく、動きに慣性の法則を採用しているため直線には進みませんし、左右移動も思うようにいきません。
ですが、これがこのゲームをおもしろくする要因となっているんです。主人公があっちこっちにフラフラし、そのうち、敵に頭上を取られ風船を割られる。このスリルがたまらん!こちらは風船を割られると負けてしまうのに、敵は風船を割られてもパラシュートで降下し、また風船に空気を入れ、パタパタと舞い上がってきます。ズルいぞ!
ですが、ちゃんと対応策は考えられています。空気を入れている最中に敵にぶつかると一発で倒せるため、いかに相手の風船を割り、パラシュート状態にして倒すか、もしくは海に落とすかを選択しつつ戦っていきます。
画面下部の海には巨大魚が泳いでおり、プレイヤー・敵キャラ問わず、海に近づいたときにパックリと食べられてしまいます。ところが、海に近づいても魚が出ないときもあるため、なぜ、出たり出なかったりするのかは長年の謎でした。
しかし、「Nintendo Direct 2012.10.25」本編後に放送された「ゲームセンターCX 特別編 社長が課長に訊く」というコーナーで、「魚は海の下を移動しており、キャラクターが魚の上を通ったら出てくる」ことが岩田氏の説明によって明らかになりました。
直線の動きだけではここまで熱中しなかったかもしれない『バルーンファイト』。「割るか割られるか」のせめぎ合いを楽しみ、「バルーントリップモード」では雷にぶつからないように操作する。この2つのモードにより、本作は年月を経ても楽しく遊べるゲームとなりました。
実際、Wiiを買ったときにも、最初にバーチャルコンソールで買ったゲームがこれでしたからね。いわっちありがとう!と言いたいです!
関連リンク
▶バルーンファイト | ニンテンドー3DS | 任天堂
▶バルーンファイト | Wii U | 任天堂
▶VC バルーンファイト
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