G1クライマックス26 きたえーる大会感想
今年も真夏の祭典、G1クライマックスがやって来ました。
今年は20名の選手がエントリーし、小島の出場枠を譲渡された天山がどのような戦いを見せるのか?また、初出場となる中嶋や4年ぶりとなる丸藤とオカダの絡みはどうなるのか?など、見どころたっぷりの大会でした。
開幕戦の感想をざっとですが、書きたいと思います。
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ジュース・ロビンソン、小島聡 vs 矢野通、中嶋勝彦
まずは中嶋。ノアでの彼の戦いはほとんど見たことがなく、全日本プロレスで近藤修司とジュニア王座を賭けて戦っていた記憶しかないので、内藤が言っていたように「昔の中嶋少年」のイメージしかありませんでした。ですから彼がどのように変わり、どのような形で新日本プロレスに参戦してくるのかが楽しみでした。
説得力抜群のムチのようにしなるキックとスープレックス、気合を表に出したファイトスタイルが彼のプロレス。ニックネームも「ジ・アグレッション」となりました。
入場してくる中嶋を見ていて感じたのは「緊張してる?」。いや、あれが彼の入場スタイルなのか?よくわからないまま試合がスタート。中嶋のキックの威力はやはり別格でした。ジュース・ロビンソン選手を蹴ったとき、パシーンと大きな音がし、昔の片鱗が見えました。
でもまだまだ本気は出していないなと感じました。最後はジュースにヴァーティカル・スパイク(垂直落下式ブレーンバスター)を決めて勝利。でもただの垂直落下式ブレーンバスターが決め技というのはこの時代にどうなんだろうと思いましたが、その説得力も含めてこれからの公式戦を見ていきたいと思います。
試合を見た感じ、これからの公式戦で徐々に本気度を上げていくんじゃないかと。ただ、入場時のポーズとか決めポーズとかはまだ型にはまってない感じがしていたので、ポージングはなんか変えたほうが良いんじゃ…。とか思っちゃいました。
天山 広吉 vs 石井 智宏
そして迎えた天山戦。場内は大歓声。今年が最後のG1だと銘打っている天山のファイトがどのようなものになるのかは、正直不安要素でした。ここ数年は体調問題もあったり、昔のようなファイトは期待できないんじゃないかと思っていました。
ところがフタを開けてみればすごいファイトの連続!まるで昔の天山が戻ってきたようでした。ヘッドバットでも石井に負けておらず、アナコンダバイスやTTD、果ては小島の豪腕ラリアットまでくり出すという衝撃的な展開になりました。
ここまでできるとは思っていなかったので、中継を見ていて大興奮しましたし、本当に涙しました。初戦にしてベストバウト級の試合を行ってくれた天山ですが、これから先、シリーズをこなせるのかどうか心配なぐらいに素晴らしい試合でした。でもこれで、天山に対する期待は高まりました。これから会場では初戦並、いや、それ以上の展開を予想する人が多くなるでしょう。
2000年代前半、G1男として名を馳せた天山広吉の最後のG1は熱くなりそうです。
オカダ・カズチカ vs 丸藤 正道
そして問題の一戦。試合は中継を見ればわかるので細かくは書きませんが、オカダがかなりボロボロに負けてしまったという感じは否めません。
オカダはこれまで、いい意味でパターン化した戦いをしてきました。そして技を出し、最後にレインメーカーで決めるという方程式を持っていました。
それが「何をやるかわからない」丸藤にしてやられました。丸藤ほど、見ている側の期待を裏切ってくるレスラーはいないと思います。「ゲーム作るとき、どの技を入れようか絶対迷うだろうなあ」と思うほど、どこから飛んで来るかわからないトラースキックや虎王、空中技やトリッキーな展開など、オカダの戦法とは対極にある存在なんです。
だからこそ、オカダはチャンスなんだと思います。ここで戦法を変えたりできればこれからまだまだ楽しみになるので、打撃系の技を身につけてくれないかなあなんて個人的には思っています。オカダが打撃やグラウンドをマスターしたら、誰も追いつけないすごいレスラーになると思います。
とはいえ、G1はまだまだ始まったばかり。これからの公式戦でいろいろなものが見えてくるでしょう。ギラギラの夏、メラメラの闘いは始まったばかりです!
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