るろうに剣心 明治剣客浪漫譚・北海道編感想(多少ネタバレあり)
これは『るろ剣』の最終回からしばらく経った時期のお話。
待ちに待った『るろ剣』続編のコミックスがようやく発売されたので買ってきました。
るろうに剣心 ─ 明治剣客浪漫譚 北海道編 ─ 1 (ジャンプコミックス)posted with amazlet at 18.11.04和月 伸宏 黒碕 薫
集英社 (2018-09-04)
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主人公はなにやらワケありの少年、「長谷川 明日郎」。そしてそのパートナー?の「井上 阿爛(あらん)」。
彼らの物語を主軸として北海道編が始まります。
さて、主人公・明日郎とは何者なのか?実は彼、とんでもない出生の持ち主だったのです。
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明日郎の正体は志々雄一派の残党
そう、明日郎はなんとあの「志々雄真実」の部下としてアジトにいたんです。
剣心や左之助、斎藤一が志々雄のアジトへ乗りこんだとき、明日郎もそこにいました。
最終決戦で燃えさかるアジト。明日郎はそこから逃げ出します。
食い逃げで捕まり、志々雄の残党ということで5年も刑務所に入っていた明日郎は、ひょんなことから剣心たちと知り合い…というのが大まかなストーリーとなります。
過去の主要人物はもれなく登場!これは嬉しい!
剣心はもちろん、剣心と結婚したあとの薫や神谷道場の師範代として腕を振るう弥彦、さらにはあの「石動雷十太」の弟子だった「塚山由太郎」も登場します!彼がどんな立ち位置で出てくるかは読んでのお楽しみ!
牛鍋屋の「赤べこ」も妙さんや燕ちゃんもいますし、斎藤一もいます。『るろ剣』ファンにとってはこの上ない続編のうえ、過去のキャラがほぼ総登場してきて新たな地、北海道での物語が始まるところで1巻目が終了します。
過去のストーリーと綿密に絡む新たな『るろ剣』は読むしかない!
さあ、『るろ剣』の最終回以降、あの世界はどうなったんだろうと思っていたみなさん、この作品は読むしかありません。ジャンプでかつて連載されていた作品たちは子どもが出てきたり、元作品の主人公がそのまま継続して続編の主人公となって登場したりしていますが、『るろ剣』もそのかぎりではありません。
「どんなに気をつけても、飛天御剣流はもう、4・5年以内に確実に撃てなくなります。」
高荷恵が剣心に伝えた「飛天御剣の期限」を心に秘めつつも、剣心と薫は「ある理由」から北海道へ旅立ちます。その理由はこれまでの原作に関わるものであり、かなり面白い展開なので「剣心たちが北海道へ行く理由」としては納得のもの。
あの頃のるろ剣が好きだった人、最終回の続きを見たかった人、ぜひ、この作品を読んでください。
こちらから第一話が読めます!
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