【新日本プロレス】YOSHI-HASHIがオカダと仲間割れ！CHAOSに不協和音…棚橋の勧誘劇はどう作用する！？

2018/09/16 2018/09/16 編集

新日本

これは驚きました。9月15日の新日本プロレス広島大会のセミファイナル。
6人タッグマッチに臨んだヨシハシが最後にオカダと誤爆したことをきっかけに激怒。オカダと仲間割れを起こしたんです。

ジェイ・ホワイトもCHAOSにいながらにして試合妨害を行ったり、試合後はオカダに絡んだりと、あれだけ仲間意識が強かったCHAOSに不協和音が響いていますが、それが噴出した形となったのが今回の一件だと思います。

オカダ・YOSHI-HASHIと言えば、新日本プロレスファンなら誰もが知る盟友。

2012年1月4日の東京ドームでダブル凱旋試合を行ってからは同じユニットのケイオスに入り、新日本プロレス専門の動画サイト、新日本プロレスワールドでは「ヨシハシカメラ」という、ヨシハシ自らケイオスの日常を映すオリジナルコンテンツまであったほどなんです。

そんなヨシハシがついにと言うべきか、行動を起こしました。

ヨシハシの今回の行動の根底にあるのは間違いなく棚橋弘至。なぜかと言うと、7月30日のG1クライマックス高松大会でヨシハシと闘った棚橋は試合後、ヨシハシに対し、

「「変わるのは一瞬……っていうのは、実は誰にでもわかるんだよね。変わる瞬間、その一瞬に向けて、どれだけのものを積み重ねてきたかっていうことが大事でしょ。YOSHI-HASHIが凱旋して6年？　7年？　胸張って、『全力で生きてきました』って言えるか。このクセが強いレスラーの中で、ホントに一生懸命になった瞬間ってあるのか？　ないんだったら、俺が教えてやる。YOSHI-HASHI、俺んとこへ来いよ」」

新日本プロレス　G1クライマックス28　高松大会試合結果

とラブコールを送っていたからです。

そりゃヨシハシも行動しようって気になったと思うんですよ。ケイオスに長年いてもオカダとの差は埋まらず、G1に出ても思うような結果が出せず。ヨシハシは新日本プロレス生え抜きながら、タイトルを一つも獲れていないんです。

これ、かなりやばいです。

普通は今のヨシハシほどのキャリアと技と気迫を持つレスラーなら、何かしらのタイトルを一つは獲っていないとダメなんです。だからといって、僕はヨシハシのプロレスがつまらないとは思いません。

よく、「ヨシハシはダメだ」という意見がネットやSNSで見られます。2018年のG1クライマックス前にはタイチてまはなくヨシハシが選ばれたことについて、ファンの間からはヨシハシ不要論まで飛び出しました。

しかし、数年前に比べればヨシハシの試合は見ていて面白くなりました。気迫だって凄まじいものになりました。カルマやバタフライロックを開発し、
「もしかしたらこれ、獲るんじゃないか！？」

って思わせてくれるようになったのは素晴らしい進歩だと思うんです。数年前まではそんな空気すらなかったですから。

事実、G1に出れば大物食いをすることも。

2016年7月22日のG1ではカルマ初公開試合となった、対ケニー・オメガ戦で勝利しています。だからこそ、デビューして10年経つのにまだタイトルを一つも獲得していないというのは、正直どうなんだという思いが僕の中にはありました。

ヨシハシの中にも、そういう気持ちがあったんでしょう。ついに彼は動き出しました。そう、動きがないのが一番悪い。動いても結果を出せなかった男が今回、キャリア史上最大と言ってもいいほどのアクションを起こしました。

23日には棚橋とオカダがIWGPの挑戦権利証を賭けての闘いがあります。しかし棚橋はこの試合、自分は挑戦権利証を賭けるから、オカダにはYOSHI-HASHIを賭けろと言っています。

YOSHI-HASHIは変わりたいと思っているはず。このままでは終わりたくないと思っているはず。そこへ来ての逸材からのラブコール。CHAOSにいても試合では結果を残せない。タイトルも一つも獲れない。そんな自分からの脱却はYOSHI-HASHI自身が一番よくわかっているはずなんです。

この選択、YOSHI-HASHIのレスラー人生を左右する超重要なものになることでしょう。23日になんらかの結論が出るのか。あるいはそれを待たずに結果が出るのか。

ついに大きな行動を起こしたYOSHI-HASHIに風は吹くのか！？

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