YouTubeのプライバシーポリシー変更により、文字スクロール系・ゆっくり系動画が非収益化の対象に! - ネット
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YouTubeのプライバシーポリシー変更により、文字スクロール系・ゆっくり系動画が非収益化の対象に!

2019/04/20 編集
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ここ数日、YouTubeがざわついています。なぜなら、YouTubeのプライバシーポリシーが変更され、これまで収益化できていた「文字が下からスクロールするような動画」や、合成音声が文字を読む、いわゆる「ゆっくり系動画」収益化の対象外となっているというのです。

特に「ゆっくり系」と呼ばれる動画は元々、ニコニコ動画が発祥であり、同人ゲームの「東方シリーズ」に出てくるキャラクターの顔に音声読み上げソフトを組み合わせ、ナレーションをつけて喋らせるというものでした。それがいつの間にかYouTubeに「輸出」され、収益化も問題なく行われていたと思われます。

ところが、近年はYouTube側の規約変更が続き、「第三者のコンテンツを寄せ集めただけの動画」が非収益化の対象となるなど、こうした動画をアップして報酬を得ていた人たちが収益を得られなくなってきた時代がやってきました。

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まあ、YouTubeも最初は動画に対して報酬を支払っておらず、完全に趣味として動画をアップロードしている人のみが存在していました。しかし、収益化というポイントが追加されたことで、こうした動画が増えてきた現状があると思われます。

僕は、ああいった文字動画や読み上げ動画があるのは個人的に別にいいと思っています。だから今回、収益化が外されたという記事をネットで見て、けっこう時間をかけて作ったであろう、ゆっくり系の動画や解説動画の収益化が外されたというのは少し驚きでした。

いや、でも下から上にスクロールするような動画はさすがに収益化してないだろうと思っていましたから、なるべくしてなったということでしょう。だってニュース映像の静止画を背景にして、ただどこかの記事を丸ごとコピペしてきてスクロールさせるだけでお金もらえていたというのは…。

収益化の対象とならない動画


YouTubeで収益化の対象とならないコンテンツについては、YouTube側がきちんと明記しています。(下記URL参照)

YouTube パートナー プログラムのポリシー - YouTube ヘルプ


いわゆる「文字動画」や「ゆっくり系」の動画がこの対象になったということです。たしかにあれ系の動画は文字が下から上にスクロールするだけで誰でも作れそうなものでしたが、文字動画が収益化から外されたのは

「第三者のコンテンツを合成音声が読み上げたもの、または意味を成さないコンテンツ」
「ナレーション、解説、教育的価値が最小限またはまったくない画像スライドショーやスクロール テキスト」


といったもの。

YouTubeは最近、だんだんと厳しくなっていますね。つまり完全オリジナルコンテンツで質の高い動画以外は収益化はしないよということになっているのでしょう。

逆に言えば、ナレーションや解説を人間の声で行い、教育的価値が高いのであれば文字動画やスクロールテキストの量がある程度あっても、収益化は外されないということでしょうか。

むしろ、これまでが甘すぎたという見方もできますが、目的の動画だと思って開いたら文字だけがスクロールする動画だったときの「ええ…」という感じは僕もありました。

いや、それで収益化ができていたという事実のほうが驚きです。だって動画にする意味がないですから。そういうのはむしろブログやサイトでやるべきであって、わざわざ動画にするものでもないんですよね。

今後、YouTubeの規約はもっと厳しくなっていくでしょうし、それに伴って「動画で稼げる人」は一握りになっていくでしょう。

YouTubeで稼ぐには


まとめると、今後YouTubeで稼ぐには、

完全オリジナルコンテンツで著作権を侵害せず、ただ文字がスクロールするような動画でもなく、コンテンツとしての価値があり、解説、ナレーションを必要とする動画では合成音声に読み上げさせず、人間の声で行う動画

が基本となるのでしょう。

YouTubeの規約にもはっきり書いてあります。太字で。


コンテンツは価値が高く、独自性と関連性を有していることが重要です。


まあそうなんですよねえ…。高い価値を有し、オリジナリティがあるもの。そういった動画のみが今後は収益を得られるということでしょう。

ブログもそうなんですが、一企業ののさじ加減ひとつで収益がなくなり、翌日から生活できなくなるリスクは大きいということでしょうか。でもそれは会社員も同じこと。ある日突然倒産したら同じことなんですよね。だからこういったリスクは分散しておく必要があることを心に留め、いつ収益がなくなってもいいように準備しておく…

なんてこと、なかなかできないですよね。
解決策はなんだろうなあ。やっぱり自分で高品質のコンテンツを生み出し、YouTubeの収益化を外されても生活できるようにするべきなんでしょう。

それだとほんの一握りの人しか生き残ることができないような気がする…いや、むしろそれが本来の姿なのかもしれません。これまでが異常だっただけで。

関連リンク


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