やるゲームがなくても戻ってくる「イース8」の神ゲーっぷりを語る

2018年に発売されたが、最近、Switchの「いっせいトライアル」で興味を持ち、買ってみたらめちゃくちゃハマった「イース8」をご紹介!
ここまで「中毒性」のあるRPGは久しぶりだ。
僕はSwitchのゲームを50本ぐらい持っているが、これだけ数が多いと、ゲーム一覧画面を見たときにやるゲームに迷ってしまうときが多くある。
ゲームが多すぎてやる気がなくなってくるとき、必ず戻ってくるゲームがある。それが「イース8-Lacrimosa of DANA- 」だ。
※パッケージ版は高いので、ダウンロード版の購入をおすすめします。
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イース8-Lacrimosa of DANA- とは
イース8は日本ファルコムが誇る「イース」シリーズの第8作目にあたる。
冒険家の主人公アドルは、パートナーのドギとともに乗船していた豪華客船ロンバルディア号の沈没により、謎の島、「セイレン島」に漂着する。
アドルは同じく漂着した乗客たちと力を合わせ、「漂流村」を設立したアドルたちは島を脱出するために、セイレン島の調査に乗りだすことになる…
というのがイース8の大まかなストーリーだ。
「島からの脱出」という明確な目標はとてもわかりやすい。毎度のことながら海岸に漂着してしまうアドルはもはやお家芸ともいえるが(笑)、それだけにストーリーの安定性はバツグンだ。
BGMの神っぷりがプレイしたくなる気持ちを湧きあがらせる
イースシリーズといえばBGMが素晴らしいことでも知られている。まず、セイレン島に漂着してすぐにアドルは島の調査に乗りだすが、そこで流れるBGMでいきなりゲームに引きこまれるだろう。
そう、そのBGMこそが「名知らず海岸」。漂着先の島のフィールドBGMとは思えないアップテンポのすんばらしい音楽なのだ。世界一カッコイイ海岸と言ってもいいだろう。このBGM聞きたさに海岸にとどまっている時間も長かった。
大画面でやってほしい絶景
次にオススメするのが島の絶景だ。このゲームは音楽もそうだがグラフィックもキレイなのだ。しかもゲームの性質上、「島の探索」がメインなので、ときには崖の上にのぼることも多い。
そんなとき、崖上から島の絶景を眺めてみてほしい。自然豊かなセイレン島の景色を見晴らしがいい丘などから眺めていると、まるで自分が本当にそこにいて冒険をしているんじゃないかという錯覚にとらわれるぐらい、すばらしい景色があなたを待っている。
島の各地には「ロケーションポイント」と呼ばれる観光スポットにも似た場所が数多くあり、それらを発見するのもゲームの楽しみのひとつだ。
個性あるキャラクター陣とスキル
各キャラクターにはそれぞれ固有の武器がある。主人公のアドルは剣。ヒロインのラクシャは小剣。島の住人であるリコッタは忍者のような分銅式の武器を使う。
各キャラには固有スキルが4つまで装備でき、メータが高まると必殺技を発動できる。敵に囲まれたときなど、固有必殺技で状況を一変できるため、それぞれのキャラの武器特性とスキルを把握しておきたい。
漂流村のグレードアップ
漂着した乗客が集まる「漂流村」ではいろいろなことができる。薬の調合や武器防具の錬成・作成、アクセサリーの作成や素材の交換など、この村でできないことはないんじゃないかと思うぐらいに、RPGの基本的な設備がそろっている。
漂流者を見つけるたびに村は豪華になっていくので、冒険を進めたくなることうけあいだ。
飽きさせないストーリー
これが一番大きいかもしれない。普通、RPGはどうしても中だるみの時間が存在する。しかしながら、イース8に関しては飽きるヒマがない。ひとつのイベントが終わったらすぐに次のイベントが起きるため、プレイヤーが飽きるといったことがない。少なくとも僕はそうだった。
このつくりはなかなかマネできるものではないと思う。全体のストーリーは損なわず、プレイヤーが飽きそうだなと思うときにちょうどいいタイミングでイベントを挟んでくる…このバランスはかなりのものだと思った。セーブはいつでもどこでもできるため、イベントを開始して「進めたいタイミング」でセーブしておき、再開したくなるという心理をみごとに突いてきている。
釣りが楽しい
これもイース8で特筆しておきたい要素のひとつ。
この島ではほとんどの水場で釣りができる。エサをつけた釣り竿を魚影がある場所に投げこめば、ヒット後に竿を操作して魚を釣ることができる。
この釣りシステムがよくできていて、大物になればなるほど、ただボタンを連打すればいいというものではなくなる。スティックを印が出るたびに上下左右に動かして釣るというテクニカルな操作を求められるため、ボーッと待っている釣りではないことを明記しておく。
魚影がなくてもなんらかのアイテムは釣れるため、水場を探すのが楽しくなってくる。鍾乳洞や洞窟内の水場でも魚が釣れるため、釣りポイントを探すのも楽しい。
ボス戦はかなりガチな戦闘が待っている
といはいえ、イース8はかなり戦闘がガチ目だ。下手をすると通常戦闘でも全滅する危険性があるし、ガードや回避をうまく活用してスキルを叩きこみ、できるだけアイテムを節約して敵を倒していくテクニックが求められる。
フィールド上ではだまっているとHPが回復していくため、最悪、アイテムがなくても回復することはできるが、ボス戦ではそうはいかない。
かなり戦略を考えないと何度でも全滅してしまうだろう。もちろん、直前にはセーブポイントがあるため、全滅してもそこからやり直せるのは親切極まりないが、ボス戦は気合を入れて戦っていかないといけないところもバランスが良く、決してのんびりしてはいられないところがこのゲームの良いところだ。
全体的な感想
イースシリーズはアクションRPGの代名詞ともいえるシリーズであるが、僕自身はこのイース8をプレイしたきっかけは、Switchで行われていた「いっせいトライアル」が大きい。
一定期間、無料で遊べるこのサービスでイース8が出てきたのでプレイしてみたらどっぷりハマったというわけだ。
しかし、あの短い期間でここまで僕がハマったのは上記要因がとてつもなく大きかったからだろう。
とにかくアクションRPGとしてすべてのバランスがとてつもなく良いのである。戦闘・ストーリー・キャラクター・システム、そのすべてが親切につくられており、久々に起動してもすぐに何をすればいいのかわかるシステムがあったり、マップ自体に「次にどこへ行けばいいのか」が一発でわかるマークが表示されていたりと、プレイヤーを置いてきぼりにしない姿勢がとても高評価だ。
ここまで完成されているゲームは正直、近年では珍しいと思う。どんなゲームだって飽きは来るし、いったんゲームをやめれば次に起動するまでしばらく時間が空くこともあるだろう。
ところが、イース8にはそれがない。
早く次に進みたい、早く先のストーリーを知りたい、早く戦闘をしまくりたい。そんな気持ちが高まってくるのが自分でもよくわかるのだ。
このゲームを遅ればせながらSwitchで遊べたことは感謝しかないし、ここまでの神ゲーがまだまだ世の中に眠っているのではないか…そんな可能性に喜びつつ、今日も僕はセイレン島を探索する…
【PS4】「イースVIII -Lacrimosa of DANA-」公式サイト
Nintendo Switch™版 イースVIII -Lacrimosa of DANA- | 日本一ソフトウェア
製品情報(Wikipediaより引用)
ジャンル:アクションRPG
対応機種:PlayStation Vita(Vita TV対応)、PlayStation 4、Microsoft Windows、Nintendo Switch
開発元:[PSVita/PS4] 日本ファルコム
[Win/Switch] 日本一ソフトウェア
[PSVita/PS4] 日本ファルコム
[Switch] 日本一ソフトウェア
人数:1人
メディア:[PSVita]PSVitaカード
[PS4]BD-ROM
[Switch]Switchゲームカード
ダウンロード販売
発売日
[PSVita] 2016年7月21日
[PS4] 2017年5月25日
[Win]Steam 2018年4月16日
[Switch]2018年6月28日[1]
対象年齢:CERO:B(12才以上対象)
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