【新日本プロレス】G1クライマックス31決勝戦感想 観ていて「えっ」と固まった… - 新日本
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【新日本プロレス】G1クライマックス31決勝戦感想 観ていて「えっ」と固まった…

2021/10/23 編集
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10月21日に行われた、新日本プロレスG1クライマックス最終戦を見て、プロレスはいかに怖い競技であるかがあらためて再認識されたと思う。

G1クライマックス31の決勝戦。飯伏幸太とオカダ・カズチカの一戦は25分37秒。トップロープからフェニックス・スプラッシュを狙った飯伏がオカダにかわされリングに自爆。そのまま動けなくなり、レフェリーストップによってオカダ・カズチカの優勝が決まった。

観ていて

「えっ!!!」

と背筋がゾクリとした。
いままで長年プロレスを観ていて、レスラーがリング上で動けなくなり、レフェリーがすぐに試合を止めるなど、新日本プロレスではほぼなかったことだ。しかもこんな大きな大会のメインで試合が止まるなんて史上初ではないだろうか。



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長くプロレスを観ている人ならすぐに

「これは危ない」

と思ったのではないだろうか。

これまでリング禍で命を落としたレスラーもいる。まさか…と最悪の事態が頭をよぎった。

しかし飯伏の着地を見ていると、顔面から落ちたようにも見えるし、腕を抑えているから脱臼かと思ったらどうやらそうらしかったので一安心した。いや、事態は深刻であるから落ち着いて観ていられなかったのだが。

リングサイドからトレーナーや若手がすぐに出てきて飯伏の処置を行う。どうやら脱臼で外れた腕をはめなおしているようだった。
試合が止まった瞬間、オカダはなんとも言えない表情をしていた。それはそうだろう。カミゴェを返し、さあここからというところで試合が止まってしまったのだから。

ただ、オカダもそうだろうが飯伏が一番悔しいだろうし、あれはしょうがない。アクシデントであり、誰も悪くない。たまたま起きてしまった不幸な事故だ。最悪の事態が避けられただけ良しとするべきだろう。

飯伏のツイートを見るかぎり、なんとか大丈夫そうだ。悔しさ千倍だろうが不幸中の幸いだ。本当によかった。


会見で菅林会長から二つの発表「飯伏選手の負傷は右肩の脱臼、詳細は精密検査を経て追って発表」「次期シリーズより、1大会あたりの試合数を増加へ」【10.22一夜明け会見】 | 新日本プロレスリング



さらに言えば、この大会と決勝戦は未来において語り継がれることになるだろう。プロレスファンはハプニングや事件が大好きだ。僕も不謹慎ながらそう思った。G1決勝戦でアクシデントが起こり、試合が止まるということはかつてなかったからだ。

オカダも一夜明け会見で言っていたが、試合の結末はともかく、記憶に残る大会になったことは間違いないからだ。

「飯伏幸太が封印した4代目IWGPヘビーのベルトを“権利証”にしてもらいたい。それを持って飯伏幸太を待ちたい」『G1』覇者・オカダが菅林会長へ直談判!【10.22一夜明け会見】 | 新日本プロレスリング


内藤のケガに始まり、飯伏のケガで終わった今回のG1。なんというか…ツイていないというか…。



でも、本当に飯伏に最悪の事態が起きなくてよかったと思うし、普段、プロレスを見慣れない人はあらためてプロレスという競技が危険と隣り合わせで行われているんだということがわかったと思う。

プロレスの危険さということを伝えるという意味においては、これ以上ない決勝戦になったし、1ヶ月間、選手たちが痛む体を押して闘ってきた事実は消せない。だからオカダの優勝も納得のできるものだった。

「プロレスラーは超人です!」

オカダが過去に言った言葉だ。これは対戦相手の柴田勝頼が試合後に戦線離脱してしまい、長期欠場してしまったことに端を発する発言だった。

僕はいままで以上にプロレスに敬意を払い、「普通にすごいことをやっている」超人であるがゆえに、時にはこういうこともあるのがプロレスなのだという緊張感を持って試合を観ていかなければならないと切に感じた決勝戦だった。



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