フロントミッション ザ・ファースト: リメイクが予想通りの面白さで安心した件について - シミュレーション
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フロントミッション ザ・ファースト: リメイクが予想通りの面白さで安心した件について

2022/12/10 編集
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ロボ

みなさん、フロントミッション ザ・ファースト: リメイクがいよいよ発売されました!
1995年にスーパーファミコンで発売されたシミュレーションゲームですが、これが27年の時を経てついに次世代機でリメイクされました。(2007年にはDSでリメイク)



僕はひじょうに楽しんでおりますが、このリメイクは、まあとんでもなく神リメイクと言っていいと思います。

フロントミッション ザ・ファースト: リメイク ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)


フロントミッション・ザ・ファースト:リメイクとは


2090年、世界中の紛争で用いられるのはヴァンツァーと呼ばれる巨大な歩行兵器となっていた。この世界の2大勢力であるオシアナ共同連合 (O.C.U.)とニューコンチネント合衆国 (U.S.N.) が国境を接する唯一の陸地ハフマン島。この島で今、新たな紛争が起ころうとしていた……
O.C.U.軍特務偵察隊の隊長であるロイド・クライブ大尉はU.S.N軍施設を偵察するという任務を任されます。 待ち伏せしていたU.S.N軍ヴァンツァーに攻撃されてから起きた一連の出来事によりハフマン島全土が紛争地となります。 ロイドの婚約者であるカレン・ミューア中尉は戦闘中行方不明となってしまいます。
除隊させられたロイドはカレンに何が起こったかを知りたくてミッションを開始。捜査が進むにつれて、あの事件の裏にある陰謀とその陰謀を画策した者がどんどん明らかに。

(製品紹介ページより引用)
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000050512.html


それはなぜかというと、当時の雰囲気を壊さずに、3Dをうまく使って今風に仕上げたリメイク作品となっているからです。
まず、主人公たちが乗るヴァンツァーの移動です。これが「すっ」と前に進むんですよ。

移動と戦闘シーン



これがね、もう「これだよ!これ!」って言う動きそのものです。ガンダムに出てくる「ドム」みたいなホバー移動をして目的の場所まで移動する動きがリアリティたっぷりで、さらに余計なところに手を加えてない!

これが重要ですね。リメイク作品っていうのは元のゲームの雰囲気を崩さずに、今風にブラッシュアップするっていうのが一番ユーザーが求めているものだと僕は思うんです。

ですから、変に手を加えたりすると、かえって原作の雰囲気を損なってしまうということがあります。

しかしながら、この作品は今風に落とし込むところは落とし込んで、かつ、原作の雰囲気は壊さずにうまくリメイクされてるなと感じました。

何がそう感じたかと言うと、街に入るとヴァンツァーをカスタムできるんですが、そのセットアップ画面が昔と変わらず、「グラフィックだけ3Dにしてきれいにしました」っていう程度なんですね。メニュー画面も背景だけ動かしてメニュー画面自体は昔のままでメッセージウィンドウもそのまま。

BGMも「アレンジ」と「クラシック」の2つがあり、「クラシック」はスーパーファミコン版の音源にできます!


これでいいんですよ!よく変に手を加えない決断をしたと思います。

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もう一つ重要なのが、今回のリメイク元がスクウェア・エニックスではないということです。本作のリメイク元はポーランドの会社のForever Entertainment社というところです。

Forever Entertainment S.A.


スクエニがForever Entertainment社にリメイク権を許諾し、IPは変わらずスクエニ側にありますので、この会社はリメイク権のみを持っているということです。

それでは何でそういう形にしたのかというと、この会社は今まで日本のゲームを何本かリメイクしている実績があります。

『フロントミッション』リメイク版の発売元がスクエニではない理由。「原作の雰囲気が保たれたタイトルになると期待し、リメイク権を許諾した」 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com


これまでこの会社が行ったリメイクはパンツァードラグーン:リメイクザ・ハウス・オブ・ザ・デッド:リメイクそして3作目にあたるのがこのフロントミッション ザ・ファースト: リメイクということなんです。

スクエニ社によると、先方から熱烈なリメイクの申し出を受けてリメイク権を許諾したという形になったようです。ここだったらちゃんとしたちゃんとしたりメイクをしてくれるだろうと期待して、スクエニ側がリメイク権を許諾したということなんですが、結果的にこれ、大正解ですよ。

プレイしててもストレスを感じませんし、戦闘画面が昔より早くてテンポが良いんですよ。そしてヴァンツァーに弾が当たった時の音が昔とほぼ変わらず、あの金属音ですね。「カンカンカン」とか「キンキンキン」というあの音も健在。

ミサイルなど距離の離れた攻撃になると、画面が2分割されてダメージが入るという仕様も昔と変わらないです。けれどもこれがいい!やっぱりリメイクというと

原作ファンをいかに大事にするか

というのが一番大事になってくるので、全く別作品にしてしまったら旧来のファンは納得しないです。かといってあまりにも原作に近づけすぎると、かえって今のゲームファンからは「ちょっと古臭いな」っていうふうに思われてしまうと思うんです。

そこの折り合いをいい具合につけたなって思いますし、遊んでて気持ちがいい。これにつきますね。僕は最近、良リメイクだなと思ったのはサガチームですね。あれは極力原作の雰囲気を崩さずに、便利機能を搭載して発売しましたけど、やっぱりリマスターとかリメイクとかっていうのはこれだよ!こういうのでいいんだよ!っていうラインをしっかりと守ってきたなと。

ですから他社のゲームももしリメイクするという作品があるのであれば、私はサガチームやフロントミッションのリメイクを学んでほしいと思います、

変に手を加える必要ないんですよね。もう本当に原作そのまんまのゲームを今のゲーム技術の基準でやりたいっていう。それがリマスターを望んでるファンの大方の意見ではないかなと勝手に思っています。

さてさて、このフロントミッション・ザ・ファースト:リメイクの会社は続けて2も3もリメイクする予定だということで、これは

非常に期待

できます!ファーストのリメイクでここまでハイクオリティのものを作ってきたということは、この先のリメイクもきっと良いものが出てくると期待してしまいますね!

関連リンク


▶フロントミッション ザ・ファースト: リメイク ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア)
『フロントミッション』リメイク版の発売元がスクエニではない理由。「原作の雰囲気が保たれたタイトルになると期待し、リメイク権を許諾した」 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com
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