【新日本プロレス】一番下から成り上がる。ロスインゴと決別したSANADAの決意は上に行くためのパスポートになるか - 新日本
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【新日本プロレス】一番下から成り上がる。ロスインゴと決別したSANADAの決意は上に行くためのパスポートになるか

2023/03/18 編集
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2023年3月18日。

後楽園ホールにてビッグサプライズが起こりました。

SANADA ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン離脱。そしてJust 5 Guys加入!

正直、これは予想できたことでした。
前々からSANADA自身、伸び悩み、タイチと握手する場面などもありました。

そしてニュージャパンカップでの同門対決。内藤と直接対決を制したことでその気持ちが抑えられなくなったのでしょう。バックステージコメントにもそれは現れていました。

「もしもあの時入ってなかったら…想像できないですね。もしかしたらプロレスをやめていたかもしれないですし」と振り返る。同時に「ロスインゴに人生変えてもらいましたからね。だからこそこれからは自分の力で人生を切り開きたいし、そのためには自分を育ててくれたロスインゴとも戦うべきじゃないかと感じました」

「真逆じゃないですか。自分は言うなら、ずっと一番人気のあるユニットでやってきて。でもタイチ兄やんたちのところは一番下から新日本を変えようっていう。楽を求めたら、成長しないですからね。『景色を変える』という言葉に共感しました」

【新日本】SANADAがLIJ電撃脱退の真意告白 タイチの〝言葉〟に共鳴「楽を求めたら成長しない」 | 東スポWEB


裏切りや急襲といった「負」の形ではない、正々堂々としたユニット脱退宣言。SANADAらしいなと思いました。こんな離脱のし方、過去になかったんじゃないかなあ。

これまでプロレスでチームを抜けるときっていうのは、必ず試合途中で裏切るというのが定石でした。しかもいまはトーナメント戦の真っ最中。そういった理すらも変えようというのでしょうか。

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2016年4月10日のインベージョンアタック。内藤哲也が当時のIWGPヘビー級王者、オカダ・カズチカを倒して初めてIWGPヘビー級を巻いたあの大会。ロスインゴ旋風が巻き起こり、機を熟した中での戴冠でした。その影の主役はSANADAでした。

試合終盤に乱入してオカダにTKOやラウンディングボディプレスを敢行したあとにマスクを取り、満場の観客に自分の姿を認識させたSANADA。ロスインゴに加入後は持ち前のテクニックを駆使してオカダのライバルとも称されました。

INVASION ATTACK 2016 2016年4月10日 東京・両国国技館 第9試合 IWGPヘビー級選手権試合 オカダ・カズチカ VS 内藤哲也 - njpwworld


しかし、見ているファンとしてはSANADAが上に行くためには「なにかが足りない」と感じていたことも事実ではないでしょうか。

僕ももちろんそれは感じていて、SANADAはテクニックもあるし肉体もすごいし、バネもある。それなのに上に行けないのは決して「言葉」が足りないだけではなく、「試合を一発で決める必殺技がない」ことだったと思うんです。

もちろん、いまのプロレスラーに求められるのは「メインイベントを締めるマイクパフォーマンス」スキルが絶対必須であることは間違いないのですが、SANADAの場合はギフト演出だったり、本人も喋るようになって以前とはかなり変わってきているように感じました。

ですがそれでもあと一歩突き抜けられなかったのは「絶対的な必殺技」の存在。

「頭から落とすだけがプロレスじゃねえんだよ」


かつて石井智宏との対戦時に放ったSANADAの一言は当時のプロレス界へのアンチテーゼとして大きな反響をもたらしました。

しかし、やはり試合を見ていると「一発の破壊力」がある技がないのです。ラウンディングボディプレスは武藤の技だしTKOだって太陽ケアの技という印象が強く、SANADAのオリジナル技がない。オコーナーブリッジではどうしても逆転技という印象が強く、ここ一番の大技がなかったために、もうひとつ突き抜けられなかったんだと思っています。

ところが今年のNJCでのタイチとの対戦時、SANADAはついに新必殺技を編み出しました。

リバースブレードランナーのように見える、変型DDT。あれはすさまじい見栄えでした。

まず相手を腕で背中側に倒しておいて、その首を抱え、右足を相手の右ヒザの後ろにひっかけ、そのまま回転して頭からマットに叩きつける!


そう、ついにSANADAは新たな時代へ進むために、自らの「頭から落とさないプロレス」を否定したのです。

「主張」はときに「頑固さ」に変わるときがあります。自分の主張があるのはいいことですが、ともすれば変革を否定するマイナス材料にもなってしまう。SANADAはまさにその狭間で悩みに悩み、

頭から落とす新必殺技の開発
ロスインゴからの脱退


という2つの劇薬を自らに投下しました。

これでSANADAは頭ひとつ抜ける存在になった


あの新技は使い勝手が良すぎます。どこからでも入れるし、カウンターにもなる。しかもいまの時代に合った「回転」を軸にした技で見栄えもいい。

そして急角度で破壊力もある。本当にいい技を編み出しましたよね。

鷹木信悟選手も激励


SANADAとは仲が良かったとされる鷹木選手は激励の言葉を送っています。



とにもかくにも、いま、新日本プロレスファンが一番興味があるのは

「早くあの新技の技名が知りたい!」

ですよね(笑)!

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