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【新日本プロレス】SANADAは現在、100点のプロレスラーになったと思う

2023/07/30 編集
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いや、ほんとにそう思うんですよこれは。
SANADA選手はロスインゴに入って無口キャラを押し通して、でもあと一歩のところでハネなくて。

でもこうしてデッドフォールを開発し、JUST 5 GUYSに入ってショートタイツにして。ここでついにSANADAというレスラーは100点のプロレスラーになったと思うんです。

だってスタイル変えてから見てくださいよ。

まずショートタイツにしたのが大正解。SANADA選手って昔から体がすごくて、ロスインゴのときもすごかったのは見てました。ただ、そのポテンシャルを存分に発揮していたとは言いがたかったんですよね。

でも、いまのコスチュームにして髪型も変えてヒゲも剃ってからのSANADA選手の使う技って、まるで初めてに見えるんですよ。同じ技使ってるんですよ?スカルエンドもラウンディングボディプレスもオコーナーブリッジも。

だけど初見のレスラーが使っているような新鮮さを覚えるということは、現在のSANADA選手の容姿はあれにして大正解だったということでしょう。

試合運びも見てくださいよ。特にいまのスタイルにしてからを。

大阪城ホールで辻陽太の挑戦を受けたとき、ちょっと拍子抜けはしました。あのあたりはまだ王者としての戦い方がまだそこまでではなかったような気がするんです。「防衛」を見据えた戦い方というか。

しかし、G1クライマックスでの戦いを見ていると、SANADA選手はもう覚醒しましたよね。初戦のヒクレオ戦はいまいちでしたが(笑)、

G1 CLIMAX 33 2023年7月15日 北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる 第8試合 『G1 CLIMAX 33』Aブロック公式戦 SANADA VS ヒクレオ - njpwworld


ああいうとこあるんですよね。受けのプロレスだから反撃に出て一気に終わっちゃうときがあるっていう。

清宮選手との戦いなんかはこの大会でほぼベストバウトじゃないですかね。

G1 CLIMAX 33 2023年7月25日 東京・後楽園ホール 全試合 - njpwworld


だって残り2秒で勝ったんですよ?しかもシャイニング行って、その後、たぶんデッドフォール行こうとしたけど時間配分考えてフォールに行って勝ったっていう冷静さ。

あそこまで時間が少なくなってきたら、だんだんと焦ってきて所作にも影響が出てくると思うんですよね。仕事でもそうじゃないですか。時間がなくて焦ってきているときってミスしやすいんですよ。手が震えたりね。

でもSANADA選手はさすが「トランキーロの精神」を身に着けてましたね。このへんはロスインゴ時代が生きたなと。以前よりもどっしりと相手の技を受けるし、一気呵成に行くときは畳みかけがすごくなったし、もう世界のトップレスラーですよ。

で、SANADA選手ってもし試合がいまいちな感じで終わったとしても、勝ったら必ず「ギフトとマイク」やるじゃないですか。あれズルいですよね(笑)。あれでなんか許しちゃう。

「みなさん、ギフトやりませんか」
「帰ってもらっていいですか」
「オーイ!◯◯!(地域)シーユー!ネクスト!タイム!」


僕も札幌大会でギフトやりましたけど、あれを生で見たらすごくキレイなんですよ。近くの女性ファンも
「わーすごくキレイ…」って言ってましたから。

ロスインゴ時代は内藤や鷹木の影に隠れて素晴らしい能力を持っていたのに、いまひとつ出し切ることができなかったSANADA選手がここに来て、世界屈指のトップレスラーへと変貌を遂げました。

ここから先の未来、SANADA選手がさらなる景色を我々に見せてくれることを期待して、残りのG1後半戦も楽しみたいと思います。

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