ゲームの体験版は絶対にプレイしたほうがいい。~Switch配信の体験版をプレイ後、実際に3本買ってしまった体験を踏まえて

ニンテンドーSwitchはたまに「体験版」が配信されることがある。すでに発売済みのソフトであったり、これから発売されるソフトだったりするのだが、僕は今回、久しぶりにSwitchで配信されていた3本の体験版をプレイした。その結果、3本全部を買ってしまった。
2年前、僕は「いっせいトライアル」で配信された「イース8」を即購入した過去がある。そのときの記事はこちら。興味があればご覧いただきたい。
体験版や「いっせいトライアル」で配信される体験版はそのどれもが面白く、実際に本編をやってみたいと感じたものばかりだった。
その経験を踏まえ、ゲームの体験版は絶対にプレイしたほうが良いと感じたので、買ったゲームの感想を含めて書いていきたいと思う。
スポンサーリンク
本編を買う前に体験版をプレイする意味
僕は、できればどのソフトにも体験版をつけてほしいと思っている。
それはいまの時代、クソゲーをつかまないためという理由もあるし、多くのコンテンツがある現代社会において、少しでもクオリティの高いソフトをプレイしたいと思うからだ。
ここでは書かないが、これ以外にも僕は体験版を何本かプレイした。その結果感じたことは、
熱が冷めることがある
ということだ。
体験版をプレイしていると本編を買いたくなってくるのだが、ソフトによっては途中で飽きが来たり、熱が冷めてくることもある。
だから体験版をプレイしておくことはとても大切だと思う。それでも熱が冷めなければ、本編を買うだけの価値があると判断できるからだ。
実際に買った3本のゲーム
■1本目 太鼓の達人 ドンダフルフェスティバル(パッケージ版)
人気演奏ゲーム「太鼓の達人」のSwitch版。
「太鼓ミュージックパス」に加入すると500曲以上で遊べる。30日券が550円、90日券が1320円(ともに税込)。 初めて利用する場合は、7日間無料券が提供される。
このソフト、やはり鉄板だった。音ゲーをやる場合は収録曲が一番の問題。最近の曲はあるのかなと検索してみたところ、まだまだ最新曲が配信されている。
新しい学校のリーダーズの「オトナブルー」やVTuberの宝鐘マリン「Ahoy!! 我ら宝鐘海賊団☆」など、直近の最新曲がサブスクリプション収録曲として配信されているため、より多くの曲を演奏したい方は、ミュージックパスに加入することをおすすめする。
余談だが、先日、You Tubeで配信された「宝鐘マリン4周年昭和歌謡祭」で流れた「プラスティック・ラブ」と「真夜中のドア~stay with me」が最新収録曲としてミュージックパス内の「ポップス」にあったのは驚いた。こういうところの反応が早いのは運営側に好感が持てるポイントである。
操作だが、僕はコントローラーのほうが操作しやすかった。フリフリ演奏だと「カッ」がなかなかうまくいかなかったので。
だが、さすがに太鼓の達人は難しい…久々にやったがミスが目立ち、まだまだ修行が必要だなと思わされた。
オンライン対戦もあるし、ライブ演奏モードもある。ライブでは4人まで同時にプレイできるので、家族で楽しむには最適なソフトと言えるだろう。もちろん一人でも十分に楽しめるので、僕のように一緒にプレイする人がいない方でも(悲)安心して購入してほしい。
■PV
■2本目 デイヴ・ザ・ダイバー
[トピックス]昼は海でダイビング、夜は寿司屋を経営。『デイヴ・ザ・ダイバー』がNintendo Switchで本日発売。https://t.co/LGhm04HgBQ
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) October 26, 2023
昼は海に潜って魚を獲ってくるダイバー。夜は寿司屋の経営をするという、なんともそそられる要素を持つゲーム。これはぜひ体験版をプレイしてその魅力に取りつかれてほしい。
プレイヤーが操作するダイバー、「デイヴ」は昼間、「ブルーホール」と呼ばれる海域に潜ってさまざまな魚を獲ってくる。そしてそこで獲れた魚は夜、「バンチョウ寿司」と呼ばれる寿司屋で提供されるのだ。
「自分で獲ってきた魚を寿司屋で提供する」
日本人として「めちゃくちゃやってみたい」ゲームではないだろうか。寿司屋パートではお茶を淹れたり寿司を運んだりと、自分のネタでお客さんが喜んでいる様子を見ると、なんだか嬉しくなってしまう。
このゲーム、武器の注文やスタッフの採用、潜るために必要なアイテムの購入や強化などもスマホ一台で行えるので、いろいろと足を運ぶ必要がない。
さて、プレイヤーが潜ることになる「ブルーホール」だが、その海の美しさにも触れておきたい。
ダイビングゲームとして良作であり、海中の遠景や魚の動きなどにも注目してほしい。
水中銃や銛といった武器で魚をゲットするのだが、海中ではさまざまなイベントも発生する。イルカに物事を頼まれたり、ブルーホールに伝わる魚人伝説を解明したり…単なる寿司屋経営ゲームではない、本格シーアドベンチャーゲームといった側面も持ち合わせている。
アクションもそれほど難しくなく、水中スクーターで海中を巡ったり、巨大な海洋生物を倒してモンハンのように切り身をゲットしたりと、ハンティングアクションとしての面白さもある。
価格もそれほど高くないので、体験版で刺さった方はそのまま製品版へ進んでほしい。
■PV
■3本目 STAR OCEAN THE SECOND STORY R
1998年に初代プレイステーションで発売された『STAR OCEAN THE SECOND STORY』を完全リメイク。HD-2Dのような素晴らしい美麗な世界で展開される「スタオ」の物語。
当時、僕はプレイした記憶はあるのだが、途中でやめてしまっていた。だからこのリメイク情報を聞いたときはプレイし直したいなとは思っていた。
発売後、聞こえてくるのは絶賛の嵐。購入したプレイヤーたちが次々に高評価をしているのを見るにつけ、これはやらねばいけないのではないかと思い、体験版をプレイしてみた。
事前にPVでどのような感じなのかはわかっていたつもりだが、実際にプレイしてみると、その細かい調整に驚かされた。
バトルはテイルズシリーズなどに見られるような「リニアモーションバトル」。バトルフィールドを自由に動いて攻撃するアクションRPGであり、BGMも熱くてカッコイイ。
「テイルズ」や「黄金の太陽」などでおなじみのゲームミュージック作曲家、桜庭統が作曲を手がけたサウンドの数々は文句なしの良曲ぞろい。オリジナル版、アレンジ版ともにカッコイイので、どちらでもお好きなほうでプレイしてほしい。
そして、近年のリメイクゲームの良き特徴でもある「原作のBGMや声優を選択できる」システムが搭載されている。
BGMだけではなく、オリジナル版の声優であるレナ役の久川綾さん、クロード役のうえだゆうじさんはもちろん、リメイク版(PSP準拠)では、レナ役は水樹奈々さん、クロードは浪川大輔さんのお二人による演技が楽しめる。
「ファストトラベルの追加」も大きな改良点として挙げておきたい。
このゲームでは、各地の拠点へ瞬時に移動できるシステムがある。それが「ファストトラベル」だ。「スカイリム」など、オープンワールド系のゲームで有名なシステムなので、ご存知の方も多いかもしれない。
「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」でも搭載されていたが、本作では一歩踏みこんだファストトラベルを使用でき、なんと街中の施設内へ瞬間移動できるのだ。
これはかなり嬉しい。ファストトラベルといっても、これまでは街の入口へ移動するだけのものであったのに対し、本作はそれを一歩進め、街中の店内へ移動してしまうという、なんともプレイヤーのことをよく考えたシステムを搭載している。
「そうそう!これが欲しかったんだよ!」
と言いたくなる「かゆいところに手が届くシステム」なので、移動に関してのストレスは、ほとんど感じることがない。
■PV
まとめ~ゲームを事前情報なしで買うことの危険性
と、今回は体験版をプレイした後に即購入した3本をご紹介したが、任天堂がSwitchで配信する体験版を選んでいるわけではないだろうが、おそらく、ゲームニュースページで紹介されるレベルの体験版や「いっせいトライアル」に選ばれるソフトは、一定以上のレベルのものであることだけは間違いないようだ。
僕は、今回ほど体験版の重要性を感じたことはなかった。PVなどを見て「いいな」と思っても、実際に触ってみないとわからないのがゲームである。
負の話題で申し訳ないが、少し前に「ダイの大冒険 インフィニティ ストラッシュ」というゲームが発売された。事前PVでは良さそうに見えたが、実際に発売されてみると紙芝居が7割といった内容が大批判を浴びた。
しかも、事前PVやYouTubeの放送では紙芝居の部分がほとんど隠されたまま発売を迎えたという自体がより炎上を招いた。
あれから僕は「ゲームを事前情報なしで買うことの危険性」をより強く感じたと思う。あの事件を知っているほとんどのゲーマーがそう思ったのではないだろうか。
だからこそ、体験版があるゲームは貴重だ。本編を購入するかどうかの重要な判断材料になるからだ。そのゲームが自分の求めているレベルに達したものかどうか。PVではわからなかった部分はどうなのか。
そういったものを総合的に判断することも含めて、これからは自分が買いたいと思っているゲームに関して、体験版が配信されているものは積極的にプレイしていこうと思う。
スポンサーサイト