狩野英孝さんが「段取りとか打ち合わせ通りのこと」で「プロレス」というワードを使うのをやめたことに対して、これは本当によく言ってくれたし、記事にしてくれたと感じた

小さいかもしれないが、いま、プロレス界において若干バズっていると思うことがこちらの記事である。
お笑いタレントの狩野英孝さんが17日放送のフジテレビ系「人志松本の酒のツマミになる話」(金曜・午後9時58分)に出演し、「プロレス」という言葉を使わないようにしていると話したのだ。
狩野さんは後輩から
「『段取りとか打ち合わせ通りのことでプロレスってワードを使うのはプロレスラーに失礼ですよ』って。『ケガして血を流して、みんな命がけで闘っているのに、何、打ち合わせ通りの表現に使ってるんですか?』って言われて、使わなくなったんです」と明かしていた。
記事より引用
これはプロレスファンとしてほんっっっっっっっとにそう思った。
よくテレビとかで芸能人の方たちが打ち合わせ通りになにかやったり、ドッキリを生放送でやったりすると、
「なにこれプロレス?」
って周りが言い始める。そういう「予定調和」「段取りのあること」「打ち合わせのある動き」を「プロレス」と言うのは、僕は昔から嫌いだった。そしてプロレスをよく知らない人ほどこの言葉を使いたがる傾向にあると思う。もし本当にプロレスファンなら、そういった流れをプロレスとは表現しないからだ。
プロレスをよく見ている人なら、プロレスラーたちが普段、どんな思いであのリングに立ち、命の危険と隣り合わせになりながら我々に興奮と感動と夢を届けてくれているかをよくご存知だと思う。それは日本でも外国でも同様だ。スポーツ・エンターテインメントという素晴らしいコンテンツを命がけで表現されている方々にとって、そういった安直な表現で笑いを取るのは本当に失礼だし、リスペクトがないからそういうことを言うのだと思う。
この後輩の方が誰かは存じ上げないが、本当によく言ってくれたと拍手を送りたい。そしてそれを素直に聞き入れて使わないようにしている狩野さんも素晴らしいと思う。
僕もこの記事をXで見てリポストさせたいただいた。そうすると、他のプロレスファンの方も続々とリポストや返信を行っていた。
これほんと気になってた。芸能人とかYouTuberが打ち合わせして何かやったときに「なにこれプロレス?」って周りが使うのは真面目にプロレスラーに失礼だと思う。あれ暗に下に見てるからそういう言い回しを普通に使えるんだと思うし、狩野さんが使わなくなったってのは正解。
— ケンケン (@ken_amg) November 18, 2023
「これめちゃくちゃ思ってました。」
そういう考え方があることを理解して素直に受け入れる狩野英孝はやっぱりイケメン。」
「プロレスを少し知っている人が使い始めてしまって、徐々に広がってしまった気がします。」
など、X上でもさまざまな意見が見られた。
現在はテレビだけでなく、YouTube上でもそういった表現が多々見られる。YouTuberさんやVTuberさんでもこの表現をしている場面は見たことがある。正直、あれはプロレスファンからすると嫌悪感をもよおす人もいるからやめてほしい。
プロレスが持つ特異性ゆえ、こういった表現が長年テレビ業界や情報発信の場で使われてきたのだろうが、現代においてそれはもはや時代遅れだということを認識し、テレビやネットで多くの方に情報を発信されている方々には、そうした表現は使わないでいただきたいと思う。
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