『STAR OCEAN THE SECOND STORY R』レビュー 「リメイクとはこうあるべき」という見本のような完璧な作品! - RPG
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『STAR OCEAN THE SECOND STORY R』レビュー 「リメイクとはこうあるべき」という見本のような完璧な作品!

2023/12/15 編集
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ゲーム ゲームレビュー コラム RPG Switch
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エニックス(現スクウェア・エニックス)が1998年7月30日に発売したPS用ゲーム『STAR OCEAN THE SECOND STORY』を25年ぶりにリメイクした。

愛と勇気のRPG

僕は当時、SO2をプレイしたことはあったが、途中で止めてしまっていた記憶がある。クロードとレナのグラフィックを見て「ああ、こんなキャラいたなあ」ぐらい。あとは料理スキルを体験した記憶はあったのだが、最後までプレイしてはいなかった。

そんな「スタオ2」がリメイクされ、発売後、買った人たちから「素晴らしい評価」が続出してきたこともあり、

「当時は途中でやめたけど、そんなに良いリメイクならやってみるか」


と思い、購入した。

実際にプレイしてみて、これこそリメイクのお手本だと言えるような出来に仕上がっていたので、その素晴らしさを僕も書いていこうと思う。

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超美麗なグラフィック


まず、僕を出迎えてくれたのが惑星「エクスペル」の美麗なグラフィックだった。
「神護の森」のようすが画面に映し出されたとき、その自然の雄大さに思わず見とれてしまうほどだった。

風にざわめく木々や草木、揺れる葉、風の音など、「ロールプレイング」するのに最適な環境表現が出迎えてくれるのだ。

それはフィールドに出ても同様だった。エクスペルや他のフィールドで描かれる「冒険してる感」はすごい!自然音にもこだわっているので、ぜひイヤホンやヘッドホンをつけて楽しんでほしい。

フィールドも遠近感バツグン。Switchはスティックで視点角度を上下に移動できるので、臨場感あふれるフィールド体験ができる。


当時と現代、2つの作品のテイストを体験できる


リメイクはやはり「当時の体験」を追体験できるのも大切だ。「SO2R」は初代PSで発売された「SO2」のBGMや立ち絵を選択することができる。もちろん、アレンジ版の立ち絵も選択可能。

さらに、新旧声優によるフルボイスイベントを収録している。これによって、当時の絵柄とサウンド、声でプレイしたい人も安心して遊べるというリメイクのお手本のようなシステムが搭載されている。

立ち絵SO2R

立ち絵SO2

立ち絵SO2P

バトルはリニアモーション、そしてゲームサウンドの雄、「桜庭統」のサウンドがゲームに彩りを加える!


「テイルズ」シリーズや「黄金の太陽」などのBGM担当でゲーマーにはその名を知られるゲームサウンドクリエイターの一人、桜庭統氏のBGMも、グラフィック同様、当時のものとリメイクされたアレンジ版の2つを選択することができる。

バトルはテイルズシリーズのような横視点でのリニアモーションバトル。バトルフィールド内を縦横無尽に動き、アクションを決めていくスタイル。連打しているだけではなかなか勝てず、ときには敵の攻撃を直前でかわしながらスキを突く攻撃を決めていくことが重要となる。

アクション性の高いバトル画面に加え、桜庭サウンドが戦闘を熱くする!



幅広いスキルカスタマイズ


当時もこれに驚いたものだが、あらためて見ると相当だ。
「料理」「執筆」「音楽」「細工」など、各キャラにそれぞれ特性が用意されており、それに対応したスキルは成功率が高くなる。僕が特に気に入っているのは料理。このゲームは戦闘時にMPを消費することが非常に多いため、MP回復アイテムをどれだけ持つかが冒険を有利に導くカギになる。

そこで料理の出番だ。肉や穀物、野菜などを料理することでMPを大幅に回復できる料理を作り出すことができるので、このスキルを磨いていけば冒険がかなり楽になるだろう。

スキルカスタマイズは楽しい。スキルを選び、どれを強化するか。思案のしどころである。
IC特技

釣りの面白さにハマる


本作を語るうえで外せないのが「釣り」スキルの追加と、それにともなう「波の表現」だ。

本作には「釣り」のスキルが追加された。波打ちぎわや街中の川など、水面が見えるところなら大体どこでも釣りができる。ゲーム内ミニゲームには釣りがあれば必ずやる僕みたいなゲーマーにはもってこいのシステムだ。

さて、釣りゲーをするうえで最も大切なのは「水の表現」だ。
これは百聞は一見にしかずだろう。港町で釣りをしたときのようすを動画に撮ったので見ていただきたい。

この水の表現を使って、一本、釣りゲーム作ってくれよ!

と言いたくなるような素晴らしい波の表現である。
釣り場ではエサを設定できるほか、「撒き餌」を使えば一気に何匹もの魚を釣り上げることが可能となる。
ドバドバドバ!と一気に大量の魚を釣り上げたときの興奮を味わってもらいたい。

「ファストトラベル」の実装は本当にナイス!


最近のゲームに搭載されている「ファストトラベル」。「GTA」や「フォールアウト」「スカイリム」といったビッグタイトルにはおなじみのシステムだが、ようするに「行ったことのある場所にすぐ行ける」システムである。

その「ファストトラベル」が「SO2R」にも搭載されている。しかもこのファストトラベル、街中の施設に直接飛べるのが大きな特徴だ。これは大きい。だいたいが町の入口に飛ぶような仕様なのに、本作は施設内に直接移動できてしまう。これはぜひ他のメーカーのRPGすべてに搭載してほしいぐらいだ。

街中の施設にまで飛べるタイプのファストトラベルは本当に便利。
ファストトラベル

現代はとにかくすべてが「早い」。多種多様なコンテンツを消費する時代である。それはゲームも例外ではない。ゆっくりじっくりとプレイしたい人もいるだろうが、僕は「直接移動」があればあるほどいいタイプだ。もちろん、「行ったことのある場所」なので、そこに行くまでの移動は徒歩でいかなくてはならない。

しかし、一度行ったことのある場所の施設にすぐ移動できることで、プレイ中のストレスを大幅に軽減させている。これは制作スタッフに拍手を送るべきだろう。一度これを体験すると、何十時間もゲームをする中で本当に便利なシステムだということに気づくはずだ。

「リメイクとはこうあるべき」を体現した最高のリメイク作品


本作をプレイしてみた結果、「リメイクとはこうあるべき」というポイントをすべて抑えた完璧な作品であると言わざるを得なかった。

僕は、ゲーム作品のリメイクはいくつか抑えるべきポイントがあると思っている。それは以下だ。

 当時のグラフィックを現代風にキレイにする(HD-2D等)
 移動手段は極力簡略化する(現代は当時と違い、他に娯楽があふれているため、ゲームのみに注力できない人のことを考える)
 ロード時間も極力短縮する(上記に同じ。時間は有限。ロード時間の短縮はプレイヤーの生活時間を増やす)
 追加要素を増やす(当時プレイした人も新鮮な気持ちで楽しめるようにする)
 当時と現代、2つのグラフィック・BGMを選べるようにする(必須要素。現代グラ+当時のBGMで楽しむ人もいる)


特にここ近年は「ライブ・ア・ライブ」、「サガフロンティアリマスター」、「ミンサガリマスター」など、昔発売されたゲームを現代風にブラッシュアップしてリメイク・リマスター作品として発売する傾向がある。

オリジナル版の魅力をそのまま残しつつ、遊びやすさを向上させる

これこそがリメイク・リマスターの根幹を担うものだ。

そういう意味で、本作は本当に気合を入れて作ったんだろうなという思いが見えるし、ファンにとっては懐かしさと新しさが共存する仕上がりとなっていて、非常に高評価が多いのも納得できる。

令和の時代に蘇った「愛と勇気のRPG」。この機会にリメイクのお手本とも言える作品を体験してみてはいかがだろうか。

プロモーション動画


『STAR OCEAN THE SECOND STORY R』アナウンストレーラー


STAR OCEAN THE SECOND STORY R ファイナルトレーラー



ソフト概要




ゲームタイトル:STAR OCEAN THE SECOND STORY R(スターオーシャン セカンドストーリー アール)
開発会社:ジェムドロップ株式会社
プラットフォーム:Nintendo Switch™、PlayStation®4/PlayStation®5、PC(Steam®)
LANGUAGE:【音声】日本語・英語
【テキスト】日本語・英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語
(Steam版のみ)上記に加えハングル・簡体字・繁体字
価格
通常版:6,578円(税込)
コレクターズ・エディション版:22,222円(税込)
GENRE:RPG
CERO:B

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